2024年前期の朝ドラ「虎に翼」。
過去の朝ドラの中でも最高に面白いと感じている視聴者も多く、「とらつばロス」が懸念されています。
最終話が近づくにつれて日に日に寂しさを感じ始めている方も多いのではないでしょうか。
「とらつばロス」はじまる!
視聴者の心を掴んで離さない朝ドラ「虎に翼」。
いつもは途中で見るのをやめちゃうけど、虎に翼は全部見てる!という方も多いようです。
SNSでは、「とらつばロス」というワードが既に最終回に向けて盛り上がっています。
本記事では、「虎に翼」のストーリーを早く知りたい方・見逃してしまった方のために、最終回のあらすじを会話部分の吹き出しを含めてネタバレします。
【虎に翼】最終話ネタバレあらすじ!最終回を吹き出しで!
※ここから、最終回のネタバレになりますのでご注意ください。
.
.
時代は一気に進み、1999年(平成11年)。
寅子が亡くなり、15年経ったところから最終話が始まります。
お盆になると、優未はコーヒーとトーストをソファーに座って食べます。
テレビから「本日より男女共同参画社会基本法が施行となります。」というアナウンサーの声が流れています。
いってきます
優未は、寅子、優三、百合さんの写真に声をかけて家を出ます。
優未は50歳。
雀荘、着付け教室、茶道、寄生虫研究雑誌の編集、「笹竹」の手伝いと、日々忙しく過ごしていました。
優未は、笹竹に行って帰る途中で、ある少女に会いました。
急にクビだって。明日から来るなって。多分私が悪いと思うんだけど。
あの~それ、あなたがダメとか悪いとかではないです。
労働基準法に解雇予告を30日前にしなければならないって権利があるの。
もし良かったら、弁護士に相談なさってはどうですか。
弁護士さんを紹介しますよ。
弁護士さんに知り合いがいるんですね。
電話番号だけ教えておきますね。
佐田優未の紹介と言っていただければ。
佐田?
弁護士も法律もあなたの味方ですから。
そんな会話をした後、優未は星家に行きます。
お帰りなさい。優未ちゃん。
この頃、航一は老人ホームに入居していました。
優未たちが一緒に住もうと誘っても、航一の意思は固く、施設で生活をしています。
今日は航一さんも、星家に一時帰宅中。
おかえりなさい、航一さん。
今日ね、帰りすがりの人に弁護士紹介したの。
お母さんは溝を埋めて寄り添う人だったからね。
私にとって、法律ってお母さんなのよね。
だから、今もすごく近くに感じる。
近くに感じると心も軽くなって。
なるほど。
ごめんね。意味わかんないね。
のどかお姉ちゃん手伝ってくる。
航一はイマジナリー寅子に話しかけます。
寅子さんがいなくなって…
寂しいけど、もう少し彼らを見守って余生を楽しみたいと思ってるんですよ。
私が法律ってねぇ〜
今の話、聞いてました?
ごめんなさい。さっきのが嬉しくて。
その嬉しそうな顔、横浜家裁の所長に就任した時と同じ。
はて?
航一は優未から寅子の思い出話を聞きながら、寅子が女性初の裁判所長に就任した日のことを思い出します。
.
(回想)
横浜地裁で女性初の裁判所長が誕生した翌日、寅子を祝うために道男と梅子のお店「笹竹」に大勢の人々が集まりました。
朋一、朋一の元奥さんの真紀さん、息子の朋成、のどか、よね、轟、香子、涼子、玉、久保田先輩、中山先輩…。
そこに、桂場さんが客として来店。
寅子は桂場がだんごを食べ終わるころ合いを見て話しかけます。
お会いしたい時に言いたいことがあったんです。
私たち、ずっと法とは何かを話してきましたね。
私たちじゃない、君がな。
「毛布や傘のようなもの」と感じたり「綺麗なお水のようなもの」と感じたり
「お水は人権で法は水を守る警備員や水路のものようなもの」と感じたり。
そして桂場さんは「激流の中にある巌」とおっしゃいました。
この場合の激流は法ではなく世の中の変化で、巌は司法に携わる私たちのことでしたけれど。
私は今、法律とは船のようなものだと思っています。
人が人らしくあるための尊厳を運ぶ船。
社会に飲み込まれないようにするための船です。
船の乗り方は自分次第。
人らしさを失って沈むことも、誰かを間違えて沈ませることもある。
すべての人が快適にいられる船に法を司るものとして不断の努力を続けていきます。
どうぞ、ご安心を。
君は勘違いしている。
法の権利を抜きにすれば、ご婦人は法を学ぶことも職にすることも反対だ。
法を知れば知るほど、ご婦人たちは社会が歪んで不平等だということを知ることになる。
でもその声がいつか、何かを動かすかもしれない。
君は、岩をも穿つ雨だれは嫌だとあれほど言ってたではないか。
はて?桂場さんは何を見てきたのですか?
私は、自ら未来のために雨だれを選ぶのは苦ではありません。
血を流しながら地獄を進むものは、ほんのわずかな人たちだけだ。
その言葉に、よねたちが睨みます。
失敬、君のようなご婦人が特別な時代は終わったんだな。
桂場さん。これからは出涸らし同士、笹竹でまたこうして話しましょうね。
断る。
ではまた。
寅子は席に戻り、法律談義をはじめます。
楽しくて大笑いしていると、懐かしい声が聞こえ、寅子は驚いて振り返ります。
もう、そんな大きな口で笑って。
懐かしい、母・はるの声でした。
寅子どう?地獄の道は?
いろいろあったけど、総じてあ~楽しい!最高!
寅子が幸せそうに言って、物語は終わりです。
▲楽天やAmazonでは、番組台本そのままに加え、本番のドラマではカットされたシーンやセリフも掲載されているシナリオ集が販売されています。
台本を読むだけでもかなり楽しめそうですね。
とらつばロスに陥っている方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
半年間、毎朝視聴者を楽しませてくれた「虎に翼」。
愛されたキャラクターもとても多く、終わってしまうのがとても寂しいですね。
「虎に翼」を引きずりつつ、次の朝ドラ「おむすび」にも期待です!
▼直明役・リョウキの子供時代がカワイイ!可愛すぎるエピソードも!
コメント