「すずめの戸締まり」は、「君の名は」「天気の子」でも知られる新海誠監督のアニメーション映画作品。
日本各地の廃墟に点在する災いの出口「扉」を閉じていく少女の成長を描くストーリーです。
その「すずめの戸締まり」の主人公・すずめが嫌い、イライラするとの声が多数あがっています。
「すずめの戸締まり」が金曜ロードショーで地上波初放送!
2024年4月5日(金)新海誠監督のアニメ映画作品、「すずめの戸締まり」が金曜ロードショーで放送されます。
2022年に映画が公開されてから、「すずめの戸締まり」が地上波で放送されるのは今回が初めて。
そんな「すずめの戸締まり」を観た人の間では「すずめが嫌い」「イライラする」と話題に。
普通主人公とは、好かれたり憧れられる存在のはずですが、嫌われるのはなぜなのでしょうか。
すずめが嫌い!イライラする!という声
映画の「ヒロイン」であるはずのすずめが、嫌いと言われる理由はなぜなのでしょうか。
すずめが嫌われる理由を考察してまとめました。
イケメンにつられすぎ
普通、話しかけられて気になったからといって、登校中に話しかけられた男性の後を尾けるでしょうか。
すずめは草太を最初に見た時から、「キレイ…」と一目惚れのような状態になってしまっています。
いくらイケメンだからといって、登校中に行き先を変えて見知らぬ男性を追いかけた最初の時点で「なんか面食いの男好き…?」「ちょっと怖い」と視聴者の印象はあまり良くなかったようです。
たまたま道を尋ねた相手が、そのあとついてきたらめちゃくちゃこわいですよね…
「うちの子になる?」と言ったのに…無責任!
すずめは白猫のダイジンに、「うちの子になる?」と話しかけています。
それなのに結局、草太を要石に変えたダイジンを、強い言葉で拒絶します。
一見、悪役に見えるダイジンですが、行動原理は「鈴芽が好き」という気持ち。
確かにダイジンは、鈴芽とふたりになるために草太を排除しようとしてしまいました。
しかし、最初に「うちの子になる?」と発したのは鈴芽。
その気にさせておいて、ダイジンの無邪気な好意を強い言葉で拒絶するすずめに、嫌悪感を抱く人も多かったようです。
自分を心配する人にも感謝なし
すずめは何かといえば「草太さん」「草太さん」「草太さん」
最初から最後まで恋愛に生きています。
自分のことを心配する環に対しても、行き先や帰宅予定等きちんと説明せず、心配をかけまいという努力もなし。
環に、どこにいくの!?と聞かれ、笑顔で「好きな人のところっ!」というシーンは、「頭の中お花畑感がすごくてイラッとした」との声も。
結局容赦なくダイジンを要石に
要石の役割を草太に移したり、要石には戻りたくないというダイジンの気持ちを知っていながら、結局最後はダイジンを要石として差し込むすずめ。
ダイジンが石に戻る意思を示したのもありますが…
なんだかんだ言って、結局そうするんだ…ダイジンかわいそう、という気持ちから、すずめが嫌いになった方も。
何事もなかったように自分だけ幸せに
最終的にすずめはダイジンを要石に戻し、自分は草太さんというイケメン彼氏をつかまえています。
ダイジンという犠牲を払って、自分はちゃっかり幸せになっているすずめに、「むかつく」という意見も見られました。
そもそも全部すずめのせい
元はと言えば、すずめが要石を解放してしまったことから全てのトラブルが始まりました。
すずめが要石を引っこ抜いていなければ、こんなトラブルは起きなかったのです。
ダイジンが余計な期待を持って、期待はずれの悲しみを味わうこともありませんでした。
すずめが余計なことをしたからこそ、余計なトラブルに見舞われ、ダイジンに不要な悲しみを与えてしまいました。
全てはすずめのせいということで、ヒロインとして好きになれない人も多いようです。
まとめ
「すずめの戸締まり」ヒロインのすずめ。
すずめが、ヒロインでありながら「嫌い」と言われてしまう理由をご紹介しました。
しかし若さゆえの身勝手さということを考えると、逆にリアルなような気もします。
複雑なストーリーと美しい絵で、見応えのある作品を作り上げる新海誠監督。
新海誠監督の、今後の作品もとても楽しみですね!
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