2024年6月13日、JR東海は、ドクターイエローの完全引退を発表しました。
ドクターイエローは、JR東海とJR西日本が1編成ずつ所有している、検査専用の新幹線車両。
ダイヤは非公開で、一般の人はいつ走るのか知ることができません。
幼い子供から鉄道ファンの大人まで、幅広い世代にファンが存在しています。
ドクターイエローの引退発表に衝撃
ドクターイエローの正式名称は『新幹線電気軌道総合試験車』といいます。
お客さんが乗ることはできず、線路や架線などの状態をチェックする検査専用の車両です。
その激レアぶりで、多くの鉄道ファンから人気を博してきました。
本記事では、ドクターイエローの引退後に車体が展示される予定の場所や、ドクターイエローを見ることができる場所についてまとめました。
ドクターイエローはどこに展示される?引退後どこで見れるのか確認!
これまでに引退した後のドクターイエローの車両は、どのように扱われるのでしょうか?
展示される予定の施設を調査してまとめました。
リニア・鉄道館(愛知県)
JR東海のドクターイエロー引退後は、愛知県名古屋市の「リニア・鉄道館」に展示される予定です。
「リニア・鉄道館」は、2011年に開館した、鉄道に関する事物を展示する博物館であり、鉄道保存展示施設でもあります。
▼0系をベースにした922系のドクターイエロー(T3編成)も展示されています。
現在のドクターイエローの前に走行していたものです。
鼻先が丸くて可愛いですね!
ドクターイエローのほか、その他の新幹線や在来線、蒸気機関車、超電導リニアなどの現物が保管されています。
【リニア・鉄道館のコンセプト】
・高速鉄道技術の進歩の紹介
・鉄道が社会に与えた影響について学習する場を提供
・楽しく遊べるよう模型などを活用し、バリアフリーを徹底した設備
しかし、ドクターイエロー引退後、こちらのリニア・鉄道館に展示されるとなると、スペースの問題があるようです。
「T3を追い出して引退したT4ドクターイエローを入れるのでは?」という予測も立てられており、ファンは戦々恐々としているようです。
「リニア・鉄道館」に展示されている車両はすべて静態保存で、動態保存されている車両はありません。
新幹線シミュレータ「N700」(1回500円)や在来線シミュレータ(1回100円)で運転を体験することもできます。
また、在来線の車掌シミュレータ(1回500円)もあり、ドアの開閉やアナウンスなども体験可能です。
館内にはお食事処もあり、屋外に展示されている117系の車両の中で食べることも出来るそうです。
その他の鉄道関連施設
京都鉄道博物館(京都)
京都市下京区には、「京都鉄道博物館」という施設があります。
この博物館では「ドクターイエロー」の模型が展示されてるほか、車体をかたどった遊具があり、子どもたちの人気を集めています。
京都駅を発着するドクターイエローが見える可能性もあり、大人にも子どもにも大人気です。
JR東海のドクターイエローは「リニア・鉄道館」、JR西日本のドクターイエローの引退後は「京都鉄道博物館」と、展示場所を分ける可能性もありそうですね!
九州鉄道記念館(福岡県)
九州の福岡県北九州市に、九州鉄道記念館という施設があります。
2003年8月9日に開館したもので、本館、車両展示場、ミニ鉄道公園の3つのエリアで構成されています。
九州鉄道の客車チブ37号をはじめ、鉄道模型やヘッドマークの展示、門司港 – 折尾間の運転体験ができる運転シミュレーター、キッズルームなどがあります。
車両展示場では鉄道車両9両が保存されています。
ミニ鉄道公園では、屋外に設けられた450mmゲージのレール上を走る模型鉄道車両(787系・813系・883系・885系・キハ72系)に乗車し、運転することができます。
しかし「九州鉄道記念館」がドクターイエローの展示場所になる可能性は低いと予測されています。
ドクターイエローの引退発表!ファンの反応は?
ドクターイエローは、幅広い年齢のファンが多く存在していたことから、様々なグッズが制作されています。
▼子供向けのグッズはたくさん!
▼このような、大人用も使えるグッズも多数販売されています。
大人から子供まで、引退発表を受けてショックを受けている人はとても多いようで、SNSには様々な反応があふれていました。
以前より密かに引退が囁かれていたため、覚悟していた人も多かったよう。
しかしいざ引退の発表がされてしまうと、やはりショックを受けた人は多かったようです。
まとめ
ドクターイエローの完全引退は、鉄道ファンや電車好きな子供たちにとって、とても寂しい発表となりました。
JR西日本のドクターイエローの展示場所に関する確定情報はまだ出されていませんが、引退後も、どこかで展示され、車両の中も見学できるようになると嬉しいですね!
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