2024年前期の朝ドラ「虎に翼」。
「女性は家庭に収まるべき」という固定観念に「はて?」と意義を唱えることから始まった寅子の物語は、現代の視聴者の心もしっかり掴んでいます。
【虎に翼】LGBTをも取り上げた脚本に注目!
女性の社会進出や男装をする女性など、多様性や性別に関する疑問をテーマに取り入れている「虎に翼」。
LGBTについても脚本に取り入れていくのではないかと以前より注目されていました。
そんな中、100話で轟が初めて恋人の存在を明らかにします。
本記事では、その少し前から時系列でストーリーを整理してまとめています。
※以下ネタバレを含みます
【虎に翼】轟の恋人は遠藤時雄!2人はどうなる?【ネタバレ】
よねが弁護士に
96話では、よねさんがついに司法試験に合格!
ずっと目標にしてきた弁護士になり、寅子もよねを追い掛け回して抱きつき、大喜びしました。
「離れろ!暑苦しい!」と言いながらも照れているよねさんにキュンキュン
轟と2人で開いている事務所も「山田轟法律事務所」と名前を変えて運営を始めました。
原爆裁判
新潟から東京に戻った寅子は、大きな裁判に関わることになります。
東京地裁で「原爆裁判」の担当判事に任命されたのでした。
原告代理人はかつて寅子が勤めていた雲野法律事務所の雲野六郎(塚地武雅)と岩居(趙珉和)でした。
雲野は、以前自分の事務所で働いていたよねが弁護士になったと知り、山田轟法律事務所を訪ねてきました。
雲野はよねと轟に原爆裁判の手伝いを依頼し、「裁判の途中で自分に何かあった時は岩居を助けてやってほしい」と頼みます。
航一が寅子にプロポーズ
航一は、寅子と優未に、一緒に住むことを提案します。
毎朝、目が覚めた時に隣に寅子さんがいたら幸せだろうなと思いました。
思わぬプロポーズに寅子は
嬉しいです。
少しだけ考える時間をください、ごめんなさい。
寅子は「永遠を誓わない愛」から「永遠を誓う愛」に変化する理由が見つけられずにいました 。
轟の告白
それから2ヶ月が過ぎ、原爆裁判の第一回準備手続きの日がやってきました。
そこで雲野と再会した寅子は、「佐田くん、君も悔いなき人生を、だ!」と声を掛けられます。
その言葉が刺さった寅子は、結婚について相談したくなり、山田轟法律事務所へ向かいました。
するとそこで轟太一に、
俺がお付き合いしているお方だ!
と遠藤時雄を紹介されたのです。
寅子は突然の情報に動揺します。
気を取り直して寅子も、付き合っている人がいること、プロポーズされたけれど迷っていることを打ち明けます。
子供を作るわけでもない。
支え合わなくても経済的にも自立しあっている。
それぞれの家族もいる。
それなのに結婚する意味を見出せないというか…。
そんな寅子の言葉に、轟と遠藤は悲しそうな表情を見せます。
自分の言葉が何か2人を傷つけてしまったと感じ、寅子は謝ります。
轟の悩み
数日後、航一は寅子との結婚を決意した理由を語りました。
そもそも婚姻は「永遠の愛」を誓っているわけではない。
婚姻自体が「永遠を誓わない愛」でもあることに気づいたからです。
前向きに検討させていただきます。
寅子は、結婚を男女に限定して考えていた自分に気づき、再び山田轟法律事務所を訪ねます。
この先の人生、お互いを支え合える保障が法的にない。
轟は遠藤と結婚することができないこと、家族になりたくてもなれない悩みを打ち明けました。
寅子はまだ自分に見えていない世界があることに気づきます。
▲楽天やAmazonでは、番組台本そのままに加え、本番のドラマではカットされたシーンやセリフも掲載されているシナリオ集が販売されています。
台本を読むだけでもかなり楽しめそうですね。
とらつばファンの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この時代から約70年後の2024年時点では、「パートナーシップ制度」という制度が徐々に広がりつつあります。
同性カップルを自治体が証明したり、宣誓を受け付けることができるようになりました。
しかし、法律では同性婚は認められておらず、相続などの問題は解決していません。
多様性が叫ばれる現代ですが、今後どのように法律が変化していくのでしょうか。
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