2024年7月26日〜8月10日までの期間、フランス・パリにてオリンピックが開催されています。
7月30日の午前8時に開催される予定だった男子トライアスロン。
その会場であるセーヌ川の水質調査の結果が思わしくなかったとして、31日に延期されたことにより、セーヌ川の水質が世界に注目されました。
【パリオリンピック】トライアスロンのスイムはセーヌ川!選手がかわいそうと話題!
2024年のパリオリンピックにて、トライアスロン「スイム」の舞台となっているセーヌ川。
このセーヌ川でトライアスロンのスイムをさせるのは酷だとの声があちこちで上がっています。
「水質に問題あり」としてオリンピックの競技が延期になるほどとは、一体どれほどの汚さなのでしょうか。
セーヌ川の汚染レベルや、普段の様子の画像などをまとめました!
【画像】セーヌ川は汚い•臭い•菌だらけ!理由はなぜ?
泳ぐと罰金
セーヌ川は、1923年から泳ぐことが禁止されています。パリオリンピックの101年前ですね!
理由は、健康被害が出るほど汚いから。
セーヌ川で泳ぐと、下記のような健康被害が想定されます。
【主に想定される健康被害】
・胃腸炎
・尿路感染症
・結膜炎
・外耳炎
・皮膚感染症
・レプトスピラ症
特にレプトスピラ症は、別名「ネズミ病」とも呼ばれ、原因はネズミの尿。
急性熱性疾患であり、軽症の場合もありますが、黄疸、出血、腎障害を伴う重症型まであり、とても恐ろしい病気だそう。
パリオリンピック開催の2024年時点でも、セーヌ川は泳ぐと15ユーロの罰金を取られます。
泳ぐと罰則のある川で競技が行われるとは…
汚染の原因
セーヌ川の水質を改善するため、パリオリンピック組織委員会は14億ユーロ(約2362億円)もの大金をかけて排水管を新調し、下水処理場や集水槽などを建設。
開会式までには75%の汚染を取り除く約束をしました。
こうした汚染のほとんどは、し尿によるもの。
雨水と一緒に下水を直接川に流しているところもあるそうです。
また、一部では川に直接排泄する人も見られるスポットもあり、橋の下などは悪臭が漂い通る時に息を止めないと通れないほどの場所もあるそう。
嫌な情報ですね…
セーヌ川でトライアスロン決行の結果!
紆余曲折の末、日本時間の7月31日に最初のトライアスロン競技がセーヌ川で行われました。
選手たちが試合直後に嘔吐する姿が生中継されてしまい、ネット上では「やっぱり…」との声も上がりました。
中には10回嘔吐したカナダ人選手もいたそうです。
セーヌ川で泳いだせいなのか、緊張や競技による体調不良のせいなのかはわかりませんが、泳ぐと罰金がある程の川で1.5㎞も泳げば、少なくとも気分は悪くなりそうですね。
まとめ
選手の中には、大腸菌に慣れるためにトイレに行ってきた後もわざわざ手を洗わないようにしていると公表し、試合の強行を批判している人も。
マクロン大統領やアンヌ・イダルゴ市長などが、必死に「セーヌ川で泳げるアピール」をしているようですが、数値で「汚い」と出てしまっている以上、根拠のないアピールだけでは誰も納得しないのではないでしょうか。
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