【動画】柔道で誤審!パリオリンピック2024で何があった?

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2024年7月27日パリオリンピック柔道男子60キロ級の準々決勝が行われました。

その際の、永山竜樹選手と、スペインのガルリゴス選手の対戦が「誤審」だと話題になりました。

最終的に永山選手は銅メダルを獲得。

奇しくも因縁の試合相手であるガルリゴス選手と同じメダルとなりました。

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目次

「待て」がかかったのに…問題の柔道•準々決勝

2024年7月27日パリオリンピック柔道男子60キロ級の準々決勝が行われました。

永山竜樹選手の対戦相手は、2023年世界王者のスペインのガルリゴス選手。

永山選手は、奇しくも因縁の試合相手であるガルリゴス選手と同じメダルとなりました。

▲一番右がガルリゴス選手、右から二番目が永山選手

永山選手は、審判から「待て」が掛かっているのに6秒ほど締め続けられ、審判も相手選手を強く止めないというあってはならない時間が過ぎました。

そして永山選手は絞め技で落とされたと判断され、一本負けとなりました。

本記事では、問題になった試合の動画や、試合後スペイン側や大会本部の主張などについてまとめました。

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【動画】柔道で誤審!パリオリンピック2024で何があった?

問題の試合

7月27日に開催された、パリオリンピック柔道男子60キロ級の準々決勝。

物議を醸しているのはこちらの対戦。

▼永山竜樹選手(日本)vs ガルリゴス選手(スペイン)

審判が「待て」と声をかけたにも関わらず、従わないまま締め続けられた永山選手。

全柔連側によると、ガリゴス選手は「待て」の後に6秒間絞め続けていました。

審判の判断で、一本負けと判定されました。

永山選手は

「首が絞まっているところに指を入れていたが、『待て』と聞こえて力を抜いたときにしっかり入ってしまった。」

と、「落ちた」場面を振り返りました。

このことでSNS上では審判の誤審、ガルリゴス選手の反則負けだと騒がれています。

これは反則にならないのでしょうか…?

永山選手の抗議

納得のいかない永山選手は、試合後の握手を拒否

その後も不満を露わにし、両手を広げて抗議。

畳を降りたら終わりのため、約3分間、確認を求めて畳からなかなか降りませんでした

スタンドからブーイングがわき起こりましたが、これは「誤審に対するブーイング」ではなく、「畳をおりない永山選手へのブーイング」だったようです。

畳に残ったこの態度については、後に厳重注意を受けたそうですが、これに対し永山選手本人は

「スポーツ精神とか柔道家としてふさわしくない行動だったかもしれないが、僕はあそこでああすることで少しでも問題提起になったならそれはそれでいいと思う。」

と話されています。

鈴木監督が審判団へ抗議

準々決勝終了後、日本の鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議しています。

鈴木監督によると、審判団は「待て」が誤りだったことを認めましたが、ガリゴス選手がなぜ絞め続けたかについての明確な説明はなかったそうです。

審判団の説明として「まず落ちたよね?どうだそれは」と言われたことを明かし、鈴木監督が「あの時間のトータルでみたら、落ちてたと思う」と返すと、審判側は笑いながら「だよね」という感じだったそうです。

日本側が聞いてるのは落ちたか落ちてないかの部分じゃないんですけど…

最終的に大会本部は、「あの『待て』は間違いだった」とは認めました。あの『待て』を出すべきではなかった、間違いだったということです。

永山選手は試合後、

「負けてから切り替えるのが大変だったんですけど、せっかく親とか妻とか、たくさんの方々が応援にきてくれた。手ぶらで帰るわけにはいかないと思って、とりにいった。目標は金メダルだったので、正直きつかったけど、最低でも銅メダルと思って気力だけで戦いました」

と、涙ぐみながら言葉を振り絞りました。

鈴木監督も「すまん、俺たちの力不足だ。(敗者復活戦で)勝つことで強さを証明してくれ。」と伝えました。それぐらいしか言いようがなかった。」と話されています。

スペインの報道

この試合について、スペイン紙「アス」は「日本から批判を受ける」との見出しで報じました。

不可解な判定については「絞められて意識を失ったら自動的に一本。何を訴えているのか分からない」と報じられています。

ガルリゴス選手のコーチも

「彼は嫌なメッセージを受け取っている。私は彼らが正しいとは思わないし、フランを守るつもりだ。彼がしたことは不名誉なことだと言われているが理解できない。」

などとスペインメディアに語りました。

ガルリゴス選手のインスタグラムには日本語で「反則で勝って嬉しいの?」「スペイン人が嫌いになった」などの批判が多く寄せられ、英語でも「恥を知れ」などのコメントが寄せられています。

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まとめ

物議を醸している永山竜樹選手とガルリゴス選手の試合。

ガルリゴス選手は、闘いに夢中で審判の「待て」が聞こえていなかった可能性もあります。

ガルリゴス選手が…と言うよりも、審判の対応がおかしかったのでは?という疑問が浮かんできますね。

一歩間違えば命の危険もあったといえるこの試合。

審判は何のためにいるのか、審判の質をきちんと保ち、正確なジャッジをして欲しいですね。

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