2024年7月24日〜8月11日、フランスのパリで、オリンピックが開催されます。
その中でも注目されているのは、今回新競技として追加された「ブレイキン」。
ブレイキンとは、どのような種目で、どのようなルール・審査基準があるのでしょうか。
【パリオリンピック】新競技•ブレイキンに注目!
ブレイキンは、日本時間の8月9日23:00から競技をスタートします。(パリ時間では9日16:00から)
今回の2024パリオリンピックから追加された新競技のため、楽しみにしている方も多いようです。
本記事では、新競技•ブレイキンのルールや審査基準を分かりやすく説明します。
【パリオリンピック】ブレイキンのルールをわかりやすく!採点方法も解説!
2024年のパリオリンピックでは、以下5つの基準に則って評価が行われます。
ミュージカリティ:音楽との融合性
ボキャブラリー:スタイルの多様性とその豊富さ
オリジナリティ:独自性や創造性
テクニック:技の完成度や難易度、スキルの高さ
エグゼキューション:動きの完遂度と全体的なパフォーマンスの完成度
ブレイカーと呼ばれる選手たちは、対戦相手と交互に3回ずつダンスを披露します。
各選手は自らの演技を披露し、相手はそれに応じて返します。
5名の審査員が3回の各ダンスを評価し、優れていると思う選手にタブレットで投票します。
フィギュアのように点数制ではなく、5名の審査員の多数決で勝敗が決まるということですね!
ブレイキンは、DJがその場で選曲しミックスした音楽に、即興で高度な技やアクロバティックな要素を交えたダンスを披露します。
DJに合わせた、唯一無二のダンスが見られるということ。期待が高まりますね!
【動画】ブレイキンを構成する要素
ブレイキンは主に4つの要素から構成されています。
トップロック
立った状態で足のステップと上半身を組み合わせたダンスのスタイル。これはゴーダウン(床に落ちる動き)に移行する前の段階で行われ、ステップを用いたムーブメントが特徴です。
フットワーク
かがんだ状態で素早く足を動かしたり挑発的な振り付けのことで、フロアの上で両手を使いながら独自の脚さばきを披露します。
パワームーブ
ブレイキンにおいて最もダイナミックでアクロバティックなムーブとトリックの数々のこと。上半身を主に使い、回転や跳躍を伴う技が多数存在します。代表的なものには背中や肩で回転するウィンドミルや、頭で回転するヘッドスピンがあります。これら高難易度の技は、ブレイキンの際立った見どころとされています。時折、フリーズと組み合わせたり、フリーズで締めくくったりすることも見受けられます。
フリーズ
その名の通り、トップロック、フットワーク、パワームーブなどの一連の流れから、音に合わせて自身の体の動きを数秒間停止するムーブ。逆立ちや肘・頭で身体を支える逆さまのポーズが特徴です。
上の大きく分けて4パターンから成る要素を組み合わせて、個性あふれるフットワークや数々のトリック、細かいディテールで観客を魅了していきます。
ブレイキンの競技形式は?
パリ大会で実施されるのはBボーイ(男子種目)とBガール(女子種目)の2種目。
男女それぞれ16人ずつのダンサーが予選グループで4人ずつに分かれて1対1のダンスバトル(総当たり戦)を行い、各グループ上位2名が決勝トーナメントに進出。
各チームから出た計8名の選手がオリンピック初代王者の座をかけてトーナメントで競います。
と、文章で見るとよく分からないという方もいるのではないでしょうか
▼図も使用して説明するとこんな感じです。
16人を4人ごとの4チームに分けて、それぞれのチーム内で総当たり戦を行います。
各チームの上位2名が本選のトーナメントに参加できます。
パリオリンピック2024の出場枠は、2023年に行われた世界選手権とアジア競技大会などの大陸別選考指定大会、2024年5月と6月に開催されたオリンピック予選シリーズで獲得され、出場選手男女32名が選出されました。
日本勢は
【男子】
Shigekix(半井重幸)
Hiro10(大能寛飛)
【女子】
Ami(湯浅亜実)
Ayumi(福島あゆみ)
の4名で、注目が集まっています。
まとめ
パリオリンピック2024で注目されている、ブレイキン。
ダンス経験者の方はもちろん、ダンスに全く関わりがないという方も、基本のルールを予習して、楽しく応援したいですね!
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