2024年前期の朝ドラ、NHK連続テレビ小説「虎に翼」。
寅子の家に下宿している、書生の佐田優三(仲野太賀)こと「優三さん」は、司法試験に何度も落ち、働きながら夜学で勉強していました。
気が弱い性格でありながらも、いざというときには頼りなり、いつも穏やかで優しい優三さんの人気は右肩上がりの状態です。
そんな優三さんが、これからドラマの中で始まる戦争の渦の中で亡くなるのではないかと、視聴者の間で心配する声が高まってきています。
【虎に翼】優三さんの今後が気になる!
朝ドラには「絶対的なお決まりの流れ」というものはありません。
しかし大抵は子役時代から始まり、子役時代の間に何か事件などが起きます。
虎に翼には子役時代がないため、「いつもの朝ドラ」感はグッと減っている印象を受けますね!
朝ドラにおいて戦争は何度も描かれていますが、ヒロインが家族などの「大切な人」を戦争で亡くすなど、戦争の被害者の立場になる設定がとても多いです。
「虎に翼でも誰か亡くなってしまうの!?」と気になっている方も多いかのではないでしょうか。
本記事では、優三さんが今後どうなってしまうのかについてまとめました。
※ネタバレが多数含まれるのでご注意ください。
【虎に翼】優三さんは亡くなるの?死因は戦死?【ネタバレ】
史実では
優三さんのモデルとなっているのは、寅子のモデル「三淵嘉子」さんの最初の夫、「和田芳夫」さんです。
和田芳夫さんは三淵嘉子さんの実家で書生として暮らしていました。
しかし三淵嘉子さんと結婚後、長男が生まれた後に召集されてしまいます。
そして中国で胸膜炎を発病し、長崎県まで引き揚げ後、陸軍病院で病戦死しています。
三淵嘉子さんは、和田芳夫さんの死に目にあうことができませんでした。
優三さんは亡くなるのか
「虎に翼」のドラマ内で、優三さんは亡くなるのか。
結論から記載すると、優三さんは戦争で亡くなってしまいます。
優三さんと寅子が結婚後、寅子は妊娠・出産。
生まれた女の子に優未と名付けます。
しかし1945年(昭和20年)3月10日、東京は大空襲に見舞われました。
そしてついに優三さんにも赤紙が…。
出征する直前、寅子は優三さんに謝ります。
私のわがままで…私なんかと結婚させてしまって…
普通の結婚生活を送らせてあげられなくて…
あと、高等試験は諦めないで続けてくださいってちゃんと説得しなくて…ごめんなさい。
あと…
トラちゃんが僕にできることは謝ることじゃないよ。
トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです。
また弁護士をしても、別の仕事をしても、お母さんのままでも、心から人生をやり切ってくれればいい。
そんな会話をした数日後、優三さんは寅子が作ったお守りを手に、出征していきました。
死因は戦死
日本は終戦を迎え、寅子たちが疎開先から登戸に戻ると、軍の仕事で潤っていた直言(岡部たかし)の工場は廃業状態。
父・直言は体を悪くしていました。
猪爪家は、着物などを売り、闇市で食べ物を買い、何とか飢えをしのぐような生活を強いられます。
寅子と直明は直言の工場でマッチ作りの仕事を、花江は家事や育児をしながら繕いの仕事をしましたが、暮らしは良くならず、終戦から1年経っても、優三さんは戻ってきません。
とある秋の日、直言が倒れます。
その時に寅子は偶然、直言が写真立ての裏に隠していた優三の志望告知書を見つけてしまいます。
寅子は、強いショックを受け、優三さんの死を受け入れることができません。
寝室に家族を呼んだ直言は、泣きながら寅子に謝ります。
知らせが来てつい隠してしまった。
今トラが倒れたら、うちは、我が家がダメになると思って…そう思って言えなかった。
寅子の手を握り 「ごめん」と号泣します。
しばらく経ったある日、優三の最期を知る男性が寅子を訪ねてきました。
復員を待つ収容所の病室で、隣のベッドだったと言う男性は、優三さんが亡くなる時のことを寅子に教えてくれました。
そして、寅子が優三に渡した手作りのお守りを持ち帰ってきており、寅子に渡してくれました。
どこか半信半疑だった寅子も、戦友から話を聞いたことで優三の死と向き合わざるを得なくなり、さらに落ち込みます。
そんな寅子に、はるはお金を渡して言います。
これは自分のためだけにお使いなさい。
これ以上 心が折れて粉々になる前に…お願いだから 立ち止まって…
ゆっくり優三さんの死と向き合いなさい。
闇市で焼き鳥を買ってきた寅子は、包み紙の新聞紙に「日本国憲法」の文字を見つけます。
すべて国民は法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない
寅子はその文言を見て感動し、そして優三のことを思い出しながら声をあげて泣きました。
新しい憲法に希望を見出した寅子は、その晩家族を集めて宣言します。
私の幸せは私の力で稼ぐこと!
自分がずっと学んできた法律の世界で!
そして寅子は新たな一歩をスタートするのです。
早くも「優三ロス」の覚悟
まだドラマ内では戦争も始まっていませんが、朝ドラのおきまりの流れもあり、早くも「優三ロス」を覚悟している人は多いようです。
書生時代から、猪爪家にいてくれるだけでほっとするような安心感をくれていた優三さん。
優三さんと寅子のやり取りを見られなくなるお茶の間の心の穴は大きいものになりそうです。
まとめ
お茶の間の朝ドラ民から愛されてきた優三さん。
虎に翼で優三さんの姿を見られなくなるのは想像するだけでとても寂しく、まさに「優三ロス」となりそうです。
優三さんの死を経て新たな一歩を踏み出す寅子が、これからどのように壁を乗り越え奮闘していくのか、ドラマ後半にも期待が高まります!
コメント